マルー・クインクエ【三世界大会】・・・6

「つちのさんはディックさんですか、いざない君はれいり君。楽しみですね❤」ホテルの部屋の中、各地点を映すモニター画面の前で、心躍らせて喜ぶジンホウがいた「大画面で見れば良いのに、わざわざ部屋に持って来て」 それ無断で引っ張ったでしょ「向こうは僕の顔知ってる人も何人かいまして、居づらいんです」ジンホウの背後にはソファで横になり読書するコンシ…
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マルー・クインクエ【三世界大会】・・・5

「マルーに行った変化の力を借りるか。パートナーが変化では変化同士の競技と変わり無いだろう」「それだけ変化の力は素晴らしいと言う事じゃよ♪」 ほーほー「まぁまぁ。これも障害物競走ならではって事で穏便に行こうじゃないか❤」呆れた若は眉を寄せ溜息 《おっかねー。発明弱すぎ》《能力ありすぎです》 頬杖をつくヘッドは顔色がよろしくない「それに…
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マルー・クインクエ【三世界大会】・・・4

二日目、マルー対変化 会場の外では賑やかに軽い花火が打ち上がり、晴天の元競技が始まろうとしていた。抜き打ちで公開された種目は駅伝四百キロと障害物競走百キロの同時進行。中央には全体派、風切り派、ひかり派四十人と変化界二十人が集まっている「変化は人数少ないので変化可だそうです」「じゃ、マルーは数で勝負なんだ」 四百キロってすごい「はい」距…
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マルー・クインクエ【三世界大会】・・・3

――午後 「マツドてん五師、マルーといたって聞いたが何で?」戻って来た二人のてん五師に追及するヘッド「口説いてました」「ふーん、ならいい」〈え…〉両端に並ぶ女衛兵がてん五師を見て驚いた カチカチカチ 「…」しれっとして立ってるてん五師を見るいざない 《マツドてん五師ですからねえ》《半分嘘、半分本当だろ。結論は個人的な事ってだけさ…
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