マルー・クインクエ【美味しい物食べに行こう】・・・5

「またのお越しをお待ちしております」

スタッフにお見送りされ、れいり達は高級車へ乗る。
数十メートル発進後、静かに後を追う車が現れた

バタン

その後、大きめの店に降りたれいり達は店内へ。
高級車は何処かへ走って行く
「この店の関係者か?」
「行ってみよう」
後を付けてきた車から二人の男が降り、店の中へ入っていく

「おかしいな…」

あちこち回るがれいり達の姿が無い
「おーい、関係者以外立ち入り禁止だぞー」
作業服を着た従業員から注意される
「あの…ここに正装した四人が来たかと」
「ああ、トイレ借りたいって。違う所あるって言ったらすぐ出てったよ。そっから」
従業員の指差す所は倉庫の外。
二人の男は立ち竦む
「……」
「見失ったか…」
「て言うかおたくら部外者!」
又々注意され二人は店内へ
「気付いたんでしょうか」
「分からん」
一人の男の背中にダイヤ型の生物が現れ背広にくっつくと消えた

         *

――マルー客室側通路

「はい、ディックさん」
「明日持ってくね♥ 皆喜ぶだろうなー」
法陣を使いマルーへ帰ってくると、れいりは持っていた袋をディックへ渡す
「僕達は派長室へ行くので」
「はい。ありがとうございました」
派長室へ行こうとするジンホウにお辞儀。
いざないは窮屈から解放されようと髪留を外し髪をバサバサしている
「あの…洋服代」
「れいり君にあげる」
「!」
「研究所での料理代と思って。じゃ、おやすみ♪」
「…あ、ありがとうございますっ お休みなさい」
「……」
何度も何度もジンホウの背中にお辞儀するれいり。
いざないは黄緑クリップを目線に合わせ考えている
「ついでにやる」

サク
「!」

「れいり、可愛い♥」
「…へ?」
れいりの編み込みがされてる部分に挿さった黄緑クリップは、れいりの髪を同色に染め上げた
「私の髪黄緑?」
「御意」
「森の中にいるみたい♪」
確認出来ないれいりはソルムとディックの言葉で不思議色になってる事を知る
「……」
ひとまずクリップを取ると小走りでいざないの後ろに近寄った。
気付いた兵はつい道を空け、れいりの侵入を許可してしまう

さくっ

「うわっ スイカ!!」
「わー♥」
「てめっ レオ!!」
果肉部分少なめのスイカ頭にびっくり。
怒ったいざないとの口論が勃発した
「れいり君はいざない君相手だと悪のりするんですねぇ」 くすくす
立ち止まったジンホウは二人のやり取りを楽しそうに眺めている
「お前はニラ練り込んだ麺じゃねーかよ!」

さく!

又挿されてれいりの髪が黄緑に
「スイカのくせにー、キ――!!」
いざないに挿そうとぶんぶん振り回すが逃げられて挿せない

「二つとも美味しそー♥」

「!?」←い・れ
ディックの言葉に二人、驚いた

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