マルー・クインクエ【放浪者】・・・1

《れいりの日常。資料に目を通した後トレーニング》

〈ム~〉
椅子に腰掛け難しい内容と睨めっこ。
一緒にソルムも見ている

《午後は生鮮店で買い物》

〈今日お魚お得だったね♪〉
『御意』
ソルムは荷物を二つ持っている。
家で料理したり、マルーでご馳走したり

《そんな感じの数日後》

『プリセプス』
「え?」
生鮮店に入ろうとしてたれいりをソルムは呼び止めた


「あ、こっち来た!」
「チャンスでない? カレ!」
「も、もう少し様子見よう……」
公園へふらりとやって来たれいり
「ほらっ あそこで座ってるって」
「…でもどうやって声掛けるんだ?…もし誰か来たら…あの人マルーなんだぞ…?」
「そんな事言ってるとまたタイミング逃すって!!」
れいりはそのまま木陰に座ってぼーっとしている
「じゃあフトゥが行ってくれよ!」
「えっ!?……小心者だって知ってるくせに………プレ…プレは!!」
「…! え……え!? ここは大黒柱のカレでしょ!!」
「こんな時にばっかり!!」
れいりから数メートル離れた場所でコソコソ相談しあう三人
「それに…やはり…気配を感じる……今日は止めないか?」
「ええ!?」
「じゃ、いつ実行するの!?」
「き…きっかけがあれば…」
「プリセプスに何用だ」
「!!!」
三人の背後にソルムが立っていた

だっ ビタン
「ぴぴゃー!!」

急いで逃げ出すが、結界の壁にぶつかり甲高い悲鳴を上げて尻もちをつく
「結界がいつの間に……」
「フトゥ、こんなのあったの……!?」
「分からない、全然分からない」
腰が抜けた三人は口を開きガクガク震えている
「あのー…私に何か…」
「ギャアアアアアアア」

びくっ

大きな悲鳴にれいりもビクつく
「プリセプスの友と会った頃からずっと付けられていた」
「えっ この前から?」
気付いてたソルムはれいりを誘導し公園へ連れて来た様だ
「この三人は“暗”だ」
「!?」
驚くれいりと震える三人はソルムを見て尚ギョッとした
「サクロールムの使い手!? 周りにあった気配はそれで…」
「……プリセプスって王女様だよ?……明の人だよ??」
『?』が飛び交う三人だが、髪を結う女は真ん中にいる男の腕を掴みれいりをじっと見つめる
「この人最初のプリセプの血引いてる!」
「そうか! 巡り巡って明の血が入ったんだ!!」
謎が解けるも動揺しだす。
聞いてたれいりは目がパチクリ
「カレ!! 本当にこれで当たってたの!!? フトゥら捕まったよ!!」
「あの…何でそんな事分かるんですか?」
「ひいぃ!」
結界ギリギリまで近づくと、三人は目を瞑って縮こまる。
ふと、れいりの視界に一人の背負っていたリュックに布張りされた文字が入って来る
「もしかしてイルミナーズX!?」
「!!!」
「そうか、それで色々分かるんだ。すごい」
れいりが笑顔になると三人も怯えながられいりを見る
「それは程で活動する占い集団だったか」
「そう! 良く当たるって評判の」
「……イクシルミナス族か」
何者か理解するソルム
「イクシルミナス族って何?」
「暗にいる一族の一つだ。未来を読む能力に優れている」
「すごい一族いるんだね」 ほぇ~
感嘆するれいり。
三人は詰んだと察し魂が抜けかけていた
「イクシルミナス族が何故プリセプスに近づいた?」
「!!」
れいりの隣に来たソルムに圧倒され三人硬直
「……この人………美しいけど怖い…」
「主の為なら死すら厭わないのか……」
「この選択は来るべきして来た…の? 本当に…?」
各々ソルムを見ては震えるが、真ん中の男がある事に気付く
「…ポーヌス・フォルトゥーナレポーレム……」
「……あ、本当だ」
「?」←れ
ある物を見つめる三人。
髪が肩まである女が男の右腕を掴みながら喋り出す
「~~~~~~~~~~~?」

パチ

「鎖?」
呼びかけられ目覚めた鎖は女に向け会話する
「~~~~~~~~」

『ソルソルいい人だよー』
『プリプリに害なければ何もしないよー』
「プリプリ大事なのー」

「…ポーヌスが言ってるなら大丈夫そう……」
「うん」
「姫が何とも無いなら良いのね…」
各々の鎖の言葉を理解し三人は頷く
「お前達は幸運の守りと言ってるのか」
「鎖と会話出来るってすごい」
三人と鎖の会話にキョトンとして驚いている
「でもどうしよう…イルミナーズXって暗人なんだよね…夫人に言ったら……やっぱりTさんに行って……やっぱり…」
「無断で程にいるなら暗行きだろう」
「…だよね」

ぎくぅ

三人は落ち着いた頃再び凍り付いた
「結界解いたらどこか行っちゃいそうだし…それはマルーとしてやってはいけないだろうし…」 あ、やっぱり無断みたい…

〈ねえ、良かったのこれで!!?〉

肩まである髪の女が男に問い詰めている。
三人の様子にれいりも困った
「いざないはどうだ」
「…大丈夫かな……でも私連絡先知らない……」
袋帯からコーティング済みの二枚の紙を取りだし悩む
「連絡出来るのはまいちさんとジンホウさん……何か…ご迷惑かけちゃいそうだけど…」
「ジンホウが良いだろう。いざないの側近だ」
「そだね、ジンホウさんからいざないに伝えて貰おっと。連絡してくる!」
「鎖」

『ハーイ』 シャッ ちょこん

「……」←三人
結界内の三人を見張ってる間、れいりは連絡出来る場所へ走って行く。
何をされるのかビビった三人は、数体の鎖がれいりの頭の上に乗っかりそのまま行ってしまった事に意味不な衝撃を受け唖然としていた

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